怒りのコントロールについて

コロナウィルスの影響で、ご自宅で過ごす時間が圧倒的に増えた今、一番身近なご家族や友人関係がぎくしゃくしてしまっている方が大変増えています

一日中一緒にいたり 逆にずっと会えずに、互いに我慢を強いられる状態になっているからです。

相手が身近であればある程、その傾向は大きいのです。

普段は一番助け合い、思い合い、その存在が大切な人々が、この閉塞感の中では一番の

「怒りの対象」になってしまうのです。

では、どうしたら、そうならずに平穏な気持ちを保てるのでしょうか?

※「怒り」をコントロールすることです。

怒りや苛立ちの感情は誰にでも在る感情です。否定する必要はまったくありません。

ただ、ここで肝心なことは、どうやってその感情をコントロールするかです。

怒りが爆発しそうになった時・・・「6秒間ジッと我慢して下さい。」

怒りのピークは「6秒間」だといわれています。その時間を我慢する事で感情の爆発を防ぐのです。

例えば、子どもさんがコップを落として割ってしまったとき

「あー何やってるの!ダメでしょ!」と感情的に怒らずに

6秒間グッと手を握りしめてみましょう。そして

 「ケガしてない?大丈夫?」 「次からは気をつけようね」     と声をかけましょう。

家にいる時間が増えて、ゴロゴロしているご主人に、ついイラついてしまったら・・・

「邪魔だからどいて!」とストレートに言わずに・・・

一呼吸おいて(心の中で「一緒にコロナに勝つぞ」と呟いてみてから

「仕事行けなくて大変だよね」

「ねえ、来年は何してるかなぁ・・・。」 「あなたは何したい?」

まず、相手に共感を示し、今を嘆かず、未来の話をしてみたらどうでしょう?

現実逃避で良いんです。想像力を発揮してみましょう。

仕事が休業になり、自宅待機になってしまったとき

テレビもネットもコロナのニュースばかり。家に引きこもっているストレスでイライラが募って、何に当たっていいかもわからず、不安だけが増してくる。そんな時は、ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。

複式呼吸を意識して、まず、胸とお腹に鼻からゆっくりと息を吸い込みます。「すぅー」

3秒すって一旦息を止めて、それからゆっくりと今度は口から3秒で吐いていきます。「ふぅー」

どうですか?少し心が落ち着いてきませんか?

深呼吸だけでなく、アナタなりのストレス解消法を探してみましょう。 どんな些細なことでも大丈夫です。コレならという解消法を見つけて、 気分転換できたアナタは、昨日のアナタより確実に強くなっているはずです。

そして・・・一番大切なことは 目の前の人のことばをしっかりと「聴く」ことです。

目をそらさず、億劫がらず、まずは話を聴く。分かり合うためにはまず相手の言葉をしっかりと受け止めることです。何をすべきかがきっとわかるでしょう。

一日も早く、平穏な日々を取り戻すために、今をしっかりと乗り越えていきましょう。

ハートリクリエイトデザイン 堀 理子