悩みや不安に感じていること、ハートリクリエイトデザインがあなたの「心の保健室」として受けとめます。
企業に勤めていると、人間関係やハラスメントなど、さまざまなストレスを抱えることがあります。
むしろそれは当たり前であり、社員全員が「全く不満がない」ということはありえません。大切なのは、そのストレスを誰かに伝え、きちんと対応できる形(人間関係)をつくることです。
とはいえ、上司に直接話をすることは現実的に難しいものです。ハートリクリエイトデザインでは、社員おひとりおひとりの声に耳を傾け、それぞれの心に寄り添いながら
働く意欲に繋がる形づくりを支援していきます。
相談の中で一番多いのは人間関係の悩みです。
上司、同僚、部下と毎日のようにあっているとさまざまな軋轢が生まれます。
人間関係の解決方法には、実は効果的なポイント(スキル)があります。
「自分には無理だ」「どうせやったって・・」そう思って諦めていませんか?
まずは考え方を変えるために、リクリエイトプログラムを受けてみましょう。
例えば・・・
ストレスとの向き合い方・怒りのコントロールの仕方・人との距離感のとり方・相手に気持ちを伝える方法
等、あなたの必要と思うスキルを学び、気づきを得て、新しいあなたにスキルステップアップしていきましょう。
ハートリクリエイトデザインでは、リクリエイトプログラムとは別にメンタルヘルスケアの一環として
ハート レクレーションで「心活(ココカツ)」を行っています。
社員一人ひとりと個別に 面談しヒアリングを行います。
ストレスはゼロにすることはできません。しかし、正しい向き合い方を身に付けることで、ストレスによる病気などから身を守ることはできます。心理士としての立場から、ストレスとの向き合い方をお伝えしていきます。
相手に気持ちを正しく伝える方法を学ぶことで職場やプライベートでのコミュニケーションを円滑にするお手伝いをいたします。 ※他にも個別に必要なスキルに合わせた個別プログラムをご提供します。
最近、元気がなく、病欠も増えた。もともと、内気で、部内で浮いた状態に見える。決められた仕事は真面目にするものの、電話や来客応対は苦手で、他の社員がフォローすることが多い。「報告、連絡、相談」ができずに、直属の上司からは度々指摘されている姿を見かける昼食はいつも一人で食べている。
社長からの話をよく聞いた上で、後日、会社訪問。社員全員(10名)に個別ヒアリングを行う。その結果、同僚も、彼女の対応に苦慮している様子。「指示しても、その通りにできない」「一つの仕事が必要以上に時間がかかる」「食事やカラオケに誘っても一度も参加しない」「何を考えているかわからない」などなど。
本人は
「人と話すのが苦手」「電話に出るのが怖い。頭が真っ白になってしまうことがある」「周りの雑音が気になる」
「人ごみや賑やかな所は辛い」「上司のあいまいな指示がどうしていいかわからない」
本人への聞き取りの結果、彼女は自閉症的特徴がある様に見えた。学生時代に遡って話を聞いていくと、本人も、もしかしたらそうなのかもと思ったことがあったとのこと。但し、学力に問題はなく、人付き合いは苦手ながら、学生時代は無難に過ごしてきた。就職してから、周りとのコミュニケーションが上手くとれないと感じることが増え、うつ気味な精神状態になっていた。
ヒアリングの結果を社長にまとめて報告した上で、本人の気持ちを伝える。その上で、双方の留意改善点などを提案する。
本人に対して…
仕事の指示や電話を受けるときは、必ずメモを取るように勧めた。
仕事の優先順位をつける。メモを見ながら、上から順番に。終わったら、チェックを入れる。
終わったら、その都度、上司に報告する。
電話に出る時は、「電話応対マニュアル」を見ながら受け答えする。
電話機の横に必ずメモ用紙を置いて、電話の内容をメモする習慣をつける。
困ったときは、「少々お待ちください」と言ってから、上司か同僚に電話を回す。…
上司に対して…
仕事の指示は、ひとつずつする。仕事内容は具体的に説明する。必ずメモをとる様に指示する。
全員で社内対応マニュアルを話し合って決める。
(例:電話対応マニュアル作成 各電話機の横に目につく様に設置。)
聴覚過敏気味で、疲れやすいので、1人でゆっくりできる時間を考慮する。
(昼食時無理に誘わない。)
社内での仕事の見える化(明確化)をすることで、他の社員も一体感がでて仕事効率も上がった。
本人は、個人的にココカツのカタリバに参加したり、個別カウンセリングを受けている。
社内ミーティングが定例化して、彼女自身も少しずつ、明るさを取り戻していった。
毎月開催しているココカツの「カタリバ(語り場)」に参加した男性からの相談。
これまで、複数回の転職を繰り返している。今回の職場は半年になる。上司のやり方についていけないと感じている。
せっかく就職したのだから辞めたくない気持ちもあるが、会社に行くのが辛い。最近は夜眠れないことが多い。
自分は発達障害なのかもしれないと前から気になっていた。どこにいっても、しっくりこない。
なんとか周りに合わせようとしてきたが、常に生き辛さを感じていた。
周りの音がすごく気になってしまう。生真面目すぎるところがある。曖昧なことが嫌い。
拘りだすと止められない。仕事もマニュアル化する方がやりやすい。自分なりのルーティンがある。
普段は穏やかだが、カッとなってしまうときがある。
少し時間をかけて、ご本人に話をして頂く。これまで経験してきた仕事のこと。転職の理由。今の仕事について。
まずは、本人の気持ちを表に出すことから始める。
現在の職場は、かなり本人には辛い状況になっている様子が伝わってきた。
本人の気持ちはほぼ退職に決まっているが、あと一押しが欲しくて、カタリバに来たとのこと。
仕事のこととは別に、自身のパーソナリティについての違和感(もしかしたら自分は発達障害があるのかも)
について、誰かに聞いてほしい・専門的な視点でのアドバイスが欲しいと思っている。
疑問を解消して、離職の決断から時期、離職後の方向性までを整理して考えたいと思っている。
普段の様子からして、やはり発達障害の特徴が強く出ている。拘りの強さなどからみて、自閉症的要素が強いがADHD的要素も見受けられる。
ヒアリングの結果として、彼自身既に離職の気持ちは固いことがわかった。
これ以上慰留しても逆に精神的に追い込まれてしまうと判断、少しゆっくりとするのも良いのかもと伝え、
最後はご本人が決めるのが一番と伝えると、本人なりに答えを決めた様子。
発達障害についての基本的な知識にあわせて、ご本人の疑問にお答えしつつ、彼自身の気持ちに寄り添いながら
これからについても話し合う。その後、Lineなどでのやりとりを続け、ご本人の決断を待つ。
最初の相談から1か月後、退職願を会社に提出し、退職となる。
今は、次の仕事に向けてハローワークを利用しながら就職活動をしている。
離職を繰り返さないために、職業訓練や、就労支援などの公的機関サービスの情報提供を行う。
現在は、Lineでのやりとりを継続中。本人の希望があればカウンセリングも行っている。
普通高校入学するが、問題を起こして退学。感情の起伏が激しく度々周りとトラブルを起こしてしまう。
小さい頃から気難しい子どもだった。
正義感は人一倍強い。曲がったことが嫌いで、しばしば同級生や先生へくってかかることがあった。
学力は平均的。音楽が好きで中学まではピアノを習っていた。
中学卒業後、荒れていた時期にピアノは一時中断していた。
退学になった後、次の進路として市外の別の普通高校へ入りなおす。
学校には通っているが、自分だけ年上なので、友達をつくるのに躊躇いがある様子。
今は落ち着いているが、両親と話すことはめったにない。自室にこもりがち。
最近またピアノを弾きだした。作曲をしたり演奏したりするときは集中していて、楽しそうにしている。
このまま、新しい学校に慣れて、普通の学生時代を過ごしてほしいと思っているが、子どもの様子から
前の学校での失敗を忘れられずに、同級生とも仲良くできずにいる様なのが心配でならない。
もっと息子と気軽に話が出来る様になれたら、息子の本音も弱音も、どうしたいのかも聞いてやりたい。
親として、今できる事はなんでもしてやりたい。どうしたらそうできるのだろう。
まずは心に溜まった想いを吐き出して頂くことから始める。
傾聴に徹してお母さまの心の状態は、様々な葛藤の末、彼女なりの強さで前を向こうとしているのが分かった。
息子さんの子ども時代の話から始まり、悩み苦しんできた心情をせつせつと語る。
その中で、ご主人との関係性も見えてきた。もともと楽天的な性質の彼女に比べ、生真面目で常識人のご主人。
息子さんのことでかなり思い詰めてしまっている。その結果、落ち込みが酷く、このままでは鬱になってしまうのではないかと奥さまはソレも心配している。
ヒアリングでお母さまの中に抱え込んでいた沢山の思いを手放して頂く中でいくつかの問題点が浮かび上がった。
息子さんとの関係を改善したいという主旨の先には、ご主人との関係というもう一つの気持ちが隠されていた。
生真面目な性格の息子とご主人に対して、明るく前向きな性格の彼女はこの家族の中での重要なキーパーソンになっている。
まずはそのことを伝え、今は焦らずまずは彼女自身が心の余裕を持つために外に出ることや楽しむことが大切だと話す。
彼女にとって話すことが今は一番必要なことだと感じ、傾聴の姿勢で聴き続けることをまずは優先。
面談を通して、彼女自身の良さである明るく前向きな性格が現れ、自分で話しながら彼女の中で自ら答えをだせるようになっていった。
ご主人もそんな彼女と接する中で徐々に緊張を解き、ご夫婦の会話も少しずつ増えて行った。
少しずつ親子の会話も増えだし、ご主人もご自身の趣味であるDIY や車いじりを再開するようになった。
息子さんもピアノを通して外の世界との接点を見つけて以前より明るくなり、学校にも毎日通っている。
彼女は、ママさんコーラスに参加するようになり、いつか息子さんの伴奏で歌うことを密かな目標としている。